[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
“インサイダー捜査中止”を企てる国会質問に続き、今度は秘書官ともどもサイドビジネスに手を染め、兼業禁止の規範を無視していた疑惑が持ち上がった。それでも、山本幸三地方創生相(68)は嘘八百の弁明を並べ立てるだけなのだ。
***
しかも、片手間で政治に携わっている懸念は山本地方創生相だけでなく、実は、廣瀬崇之大臣秘書官(48)にもあったのだ。
03年に山本幸三事務所に入り、長らく公設秘書を務め、8月3日、山本地方創生相の初入閣に伴い、大臣秘書官に起用されている。
その一方、国家公務員特別職の立場にありながら、廣瀬秘書官は09年、なぜか、「コアリボンスクエア」(東京・赤坂)という会社を起ち上げて代表取締役に就いた。
「その会社がスタートする半年ほど前、廣瀬さんが私の事務所を訪ねてきました。難病を患っている同僚秘書の親戚の子どもがプロ野球ファンなので、選手たちに球場のグラウンドで直接会わせてはもらえないだろうかと頼んできたのです」
と振り返るのは、かつて「プロ野球OBオールスターアスリートカップ」の主催者として知られた高津義信氏である。
「それから、廣瀬さんとの付き合いが始まり、その子どもも3回くらい、東京ドームに招待しました。当時、私の会社は水素水の販売もしていたのですが、廣瀬さんから、“うちの山本は動物愛護の仕事をしているから、犬猫のペット用に売り出せば儲かりますよ”と。それで、一緒に事業をしようと、私も30万円を出して、『コアリボンスクエア』を起ち上げることになりました」
廣瀬秘書官の紹介で、山本地方創生相とも面識を得たという。
「OBのオールスター戦に何度か、山本さんを招待しました。立浪(和義)とか、古葉(竹識)監督に会わせると、グラウンドで対談みたいなことをして、写真を撮っていた。政治家だから、プロ野球選手との写真は知名度アップに使えたでしょうけど、私は巧く利用されただけ。結局、水素水は1本も売ってもらえずに、4年くらい前、山本事務所との関係は解消しました」(同)
ところが、「コアリボンスクエア」はその後も、ビジネスを続けていた。
同社の社員によれば、
「現在、会社の業務は、九州料理を出す居酒屋とリサイクルショップの運営です。鍼灸・整体院もやっていましたけど、最近、それは閉めました。あと、台湾からウーロン茶を輸入し、インターネット販売をしている。さらに、英語の翻訳をしています。従業員は10名ほど。日々の売上については、廣瀬社長が会社に来たときに責任者が伝えている。さすがに、大臣秘書官になってからは顔を見せていませんが、電話やメールで変わらずに報告しています」
他に、ミャンマーや台湾などに進出する国内企業へのアドバイスや太陽光発電誘致のコンサルティング、“寺社観光”促進プロジェクトなども手掛けているという。
そして、なにより見過ごせないのは、この会社の設立当初から監査役を務めているのが山本地方創生相なのである。
1/2ページ
【関連記事】ただいまコメントを受けつけておりません。